カラオケないけどカンオケあります。老後や死についてオープンに語り合える「終活スナックめめんともり」に行ってみた
新たな終活のスタイル
「メメント・モリ」という言葉について調べたところ、中性の修道院で挨拶として使われていたものだという。「死を想え(いつか必ず自分に死が訪れることを忘れるな)」という直訳から転じて、「死を想うことでその日一日一日を大切に生きよ」という意味が含まれる言葉なのだとか。
終活といえば70代、80代の方が自分の死後を意識してはじめるものというイメージが強かったが、筆者の身の回りで実際に行っている人によると、実は死だけでなく生き方を意識するきっかけになるという。
特にエンディングノートなどは、残された人に迷惑をかけないためだけじゃなく、自分のために書くという人が多い。近頃はおひとりさま用のエンディングノートや、30代からはじめるエンディングノートなども販売されているくらいだ。
終活は死後の準備をすることだけが目的ではなく、自身の気持ちを整理したり、残りの人生をどう生きるかという楽しみを見つける機会にもなる。
終活について誰かと語り合ってみたいという人は、試しに今回ご紹介したような気軽な場を利用してみてはいかがだろうか。